□ 僻まない七訓
誰が言い出したのか定かではありませんが、「僻み七訓」をご存じでしょうか。
一、辛いことが多いのは、感謝を知らないからだ
一、苦しいことが多いのは、自分に甘えがあるからだ
一、悲しいことが多いのは、自分の事しか考えないからだ
一、怒ることが多いのは、我侭だからだ
一、心配することが多いのは、今を懸命に生きていないからだ
一、行きづまりが多いのは、自分が裸になれないからだ
一、焦ることが多いのは、行動目的がないからだ
誰でも多少は身に覚えのあることだと思いますが、これを読んだある人は「まさにうちの社長のことだ」と苦笑していました。
社長だからといって完璧な人などいませんし、商売は上手でも人間としてまだまだ発展途上の経営者はめずらしくありません。
けれど世間は優秀な人が会社を経営するものだと思っている節があります。
特に社員は、「社長なんだから人間としても立派な存在でいてほしい」と高い理想を掲げるものです。
先ほどの「ひがみ七訓」を「ひがまない七訓」にちょっとアレンジしてみました。
読み比べてみてください。
一、「ありがとう」を言葉にすると、つらいことが減ってくる
一、ダメな自分も認めてあげると、苦しいことが減ってくる
一、身近な人を笑顔にできたら、悲しいことが減ってくる
一、我侭を上手に言えるようになれば、怒ることが減ってくる
一、自分にできることを頑張れば、心配することが減ってくる
一、自分と人を比べないようにすれば、行きづまることが減ってくる
一、「これが好きだから」と思ってやれば、焦ることが減ってくる
商売も人間磨きも積み重ねこそ実力ではないでしょうか。
コツコツと歩を進めていきたいものですね。